こまったか? と聞かれても困るんですが、なんのこっちゃない、怪しいサックス奏者「梅津和時」率いる【こまっちゃクレズマ】+七色ボイスの【おおたか静流】のライブなのです。江東区の森下文化センターに観に行ってきました。
バンマスの梅津さんという人は、昔々「RCサクセション」のステージにいたり、その後もときどきセッションで見ていたけれど、リーダーのライブは実は初めてでした。ドラムの新井田さんはゼンゼン変わってなくてすばらしい。アコーディオンの張さん、初めて拝見しましたがすばらしい。この「こまっちゃ」ったさんたち、梅津おやじのキャラクターのせいか、チンドンっぽいイメージばかりが先行しますが、そのハーモニーの巧みさはステキです。ときどきバランスを崩しながらも(わざとか?)ここ一番の攻め上がりの怒濤ぶりは、ブラジル代表の試合を見ているようでした(サッカーの話ね)。 そして歌姫「おおたか」さん、この人もいろんなCMで声を聞くし、仙波さん関係とかで何度か見たことはあったんだけど、ちゃんとライブを見るのは実は初めてでした。「どうもすみませんでした。」最初にもう謝っちゃいます。なぜ今まで素通りしてきたのか。声がすばらしいのはもちろんのこと、はっきりと自分のうたの世界を持っていて、それがとってもキュートなんです。民謡とか昔の名曲ばかり歌ってるイメージがあって、ちょっと敬遠してたんですよ。ま、実際そういうCDが多いし、ご本人は違和感なくやってるかもしれないけど、いくつかCDを聴いてみて、声は好きだけどあまり関係ない場所にいる人かな、なんて勝手に思ってたんです。ホントにゴメンナサイ。ああいう部分がもっとCDでも出るといいなぁと思いました。 きょう再確認した大原則で一句。「音楽は、CDだけじゃわからない」 やっぱりナマでなきゃわからない部分があるんです。もちろん、スタジオでレコーディングされたものにはそれにしかないよさもありますが、それも本来は目の前で鳴っている音を録音してるわけで、本物を知らないであぁだこぉだ言うのは、やっぱり本筋とは違うんですな。どちらの良さも、違いもわかるオトナになりたいものです。 上は今回のコンサートの案内ですが、知り合いのチラシ描き職人、久原大河くん(天才!)の作品。そのうち画集が出るらしいよ。楽しみ楽しみ...。
by copain-eiji
| 2004-07-01 15:37
| ■コンサート+ミュージシャン
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